その女子はにっこり笑って言った。

「ユーフォニウムですっ」

伊藤先輩も嬉しそうに微笑んだ。

「決まりね。平和に決まってよかった」

俺は内心ガッツポーズをした。

よっしゃ、クラリネット決定!

あの彼女直属の後輩になれるんだ!