「桐谷先輩! あの、俺です。相原です」

『ああ、相原。あれ、番号教えたっけ』

「さっき先輩のクラスの人に聞きました」

『そうなの。わざわざありがとうね』

よかった、生きてる……!

俺は安堵で涙が出そうだった。