「 ふぅ 」
部屋の入り口となるドアを開けた。
体が全て狭い玄関に入った瞬間、ドアを閉め、鍵を掛ける。
誰もいない真っ暗な部屋を明るくしようと思い、手探りで電灯スイッチを探す。
この行動は何百回もしているけれど、慣れないものだ。
電灯のスイッチに手が触れ、ようやくそれを押す。
それと同時に何故か転びそうになる。
情けない。
鞄を狭いリビングに置き、風呂場へ直行する。
眠い眠い眠い眠い眠い眠い眠い。
塾終わりは睡魔が半端なく襲ってくる。
まぁあの教室自体の空気すら、眠気を襲うものだと俺は思う。
教えている塾講師の俺でも眠たくなってくるし、俺に教えられている生徒も目がとろんとしていることはよくある話だ。
上半身裸になる。
自分で言うのもなんだけど、それなりに体を鍛えられていると思う。
いや、ムキムキマッチョとまではいかないけど。
人並みに、まぁそれなりに。

