「 まぁ楽しいよ 」
「 へぇ。私も塾のバイトとかしてみたいなー 」
伸びをする彼女。
「 楽しいけど大変な部分も多いな 」
「 だよねー。今は今してるバイトで十分だから考えてはないけど 」
「 考えてねえのかよ 」
彼女は笑いながら携帯を取り出し、画面を確認すると「そろそろ行こっか」と俺の顔をみた。
それからもいろんな生き物をみて、それを見るたび、彼女は嬉しそうに顔をくしゃくしゃにする。
俺はそんな彼女を見ているだけでお腹がいっぱいだった。
「 楽しかったねー 」
館内を一通り楽しみ、今、出口へと向かっている。
「 お前小学生みたいだった 」
俺が馬鹿にして笑うと、頬をふくらませ、彼女はこちらを見ている。
「 嘘だよ 」
頬をふくらませる彼女も、俺にとっては愛しくて。

