外に出て少し歩いたところにペンギンは居た。
「 ペンギンだ 」
目を輝かせた彼女は携帯を取り出して写真を撮った。
撮った写真を見て「うまく撮れた」と満足していた。
「 ペンギン可愛いー 」
そういう彼女に俺は言った。
「 あ、あの小さい子お前に似てね? 」
「 えー、でも嬉しい 」
「 嬉しいのかよ 」
「 だってペンギンだよ?ペンギンに似てるんだよ 」
こいつ変わってんなと思う。
「 歩き方可愛いね 」
ペンギンにメロメロらしい。
まあ、確かに可愛いけど。
「 お前のが可愛いよ 」
ノリで言ったつもりだった。
「 え、ごめん。何て? 」
「 もういい 」
あんな台詞言っておいて、相手に聞こえてないとか俺恥ずかしい奴じゃん。

