それから、歩きながら館内を見て回った。
いろんな生き物を見るたびに彼女は声をあげる。
目一杯近くまできたエイを見て小さい子みたいにはしゃいでいた。
時には写真を撮っていたりもしたし、俺も撮った。
中の暗い雰囲気を充分楽しみ、外の明るい場所へ移った。
「 眩しいー 」
彼女は俺の方を見て「ペンギン」と言った。
「 俺ペンギンじゃねえし 」
「 あんな可愛いペンギンが亮太くんと一緒なわけないでしょ 」
「 あ、もう知らね 」
俺が拗ねたフリをすると腕を掴んで「ごめんねー」と謝る気もクソもない態度で謝ってきた。
その瞬間理性がぶっ飛びそうになった。
「 わかったわかった 」
理性がぶっ飛ぶといけないので彼女を引き離す。

