電車に揺られて約一時間。
「 あ、次だよ 」
「 わかってるって 」
荷物を持って扉の前へ移動する。
プシューと音を立て扉が開く。
周りの人が一斉に降りると、次に乗る人が電車に上がる。
「 人、多いな 」
「 休日だしねー 」
彼女の手を握った。
「 へへっ 」
「 なに笑ってんの、きもいよ 」
「 亮太くんのがきもいよー 」
本当は知ってる。
手を繋いでいることが嬉しいことくらい。
俺も内心ドキドキだから。
改札を抜け、約徒歩10分の水族館まで足を運ぶ。
かなり大きい水族館らしい。
たまにテレビでも紹介されるくらい。

