「 いいよ、別に 」
「 いや、払う 」
彼女はほっぺを膨らませてこっちを睨む。
「 どーせ、亮太くんのことだから入場料とか二人分払うんじゃないの 」
ばれてましたか。
「 そのつもりー。よくわかったね 」
改札を通る。
「 いっつもそうじゃん 」
改札を通った彼女は俺の横に来る。
「 まあ、彼女だし 」
「 でも、無理しなくていいからね 」
「 無理してないよ 」
俺は彼女の顔をみて笑う。
「 ならいいけどさ。
でもでも!入場料はちゃんと払うからね 」
「 わかったわかった 」
俺は彼女の頭に手を置いた。

