「 亮太くん 」
後ろから声がした。
「 あ 」
「 亮太くんいるの見えたから、後ろから驚かそうと思って 」
彼女はにこっと意地悪そうな顔で笑った。
「 ちょっとびっくりしたじゃん 」
「 私の勝ちだ 」
「 じゃあ、行こっか 」
「 無視ですかー 」
今日は水族館に行く予定。
夏だし暑いし水族館にしよう、と。
「 水族館とか久しぶりだなー 」
「 俺も。てか小さい頃もそんな行ってなかったかも 」
「 ねー。毎回毎回行っても飽きるしね 」
彼女は横でまた笑った。
よく笑う子だなあと思う。
「 でも、今日は亮太くんと一緒だから...楽しみ、です... 」
あー、可愛い。
恥ずかしそうに言ってんのがね、やばい。

