「 ファイル、閉じるね 」 俺が言うと優ちゃんは手をどかした。 ちらっと優ちゃんを見ると、手を目元にあてていた。 あ、やばい。 俺、やらかした。 完全にやらかした。 だって明らかにこれ泣いてるでしょ。 「 ほんとごめん 」 俺は手の平を合わせて謝った。 優ちゃんは首を横に振ると「大丈夫」と言った。 そして手を目元から離し、ペンを持った。