塾講師の禁止事項




手に視線を感じる。


見えない線に沿って目の視点を移動させる。
その先には、優ちゃん。


口が小さく開いていた。
顔を真っ赤にして。




一瞬訳がわからなかったが気付く。



その直後、点数が書かれている紙を手で覆われる。




「 えっ 」





思わず素の声が。




「 あ、えと、ごめん...ね? 」





弱々しく謝る俺。

優ちゃんは首を下に傾けた。





「 見ちゃ...だめ 」



小さな声。



いくら塾の先生でも、点数見られるのは恥ずかしいか。




「 だめ... 」




またまた小さな声。