ギャルとメガブス

「僕、本当に……本当に、寂しかったんだ……」

「俊くん」


泣き出してしまいそうな俊君。

私は思わず、俊くんを抱き締めた。


「大丈夫。私、毎日来てるでしょう?」

「だけど……呪いなんて、ないんだよ?」

「もう、関係ない。

私は、俊くんと遊ぶのが楽しいから、だから毎日ここへ来てるのよ」

「みいちゃん……」


私は俊くんから身体を離し、俊くんの顔を覗き込んで笑った。


「そりゃね、最初はやべーのに捕まっちゃったなぁ、って思ったけどね。

マジでドン引きしてたし」


俊くんが、涙を拭いて笑った。


「でも、俊くんは、私の大切な友達だもの」




その時だった。

音楽室の扉が、無遠慮な音を立てて、激しく開いたのは。