……そのときだった。
───ガサッ
その音に、びくんっと体が反応する。
「…ロキ。何か聞こえなかった?」
小声で聞いた。
「……うん。そっちの草むらから」
ロキも同じく小声で返す。
「……ロキ。動かないでね。」
「……分かってる。」
そう言うとロキは、私の肩に飛び乗った。
……もし、追っ手だったらどうしようか。
捕まれば、間違いなく……
殺される。
そんな最悪の事態が頭によぎったときだった。
───ガサガサガサガサッ!
大きな音をたて、草むらから飛び出してきたのは……
三匹の、魔物だった。
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