だが、あの森に置いておけば魔物に喰われるのは時間の問題だっただろう。 連れてきて正解だったのかもしれない。 面倒を見るのは、怪我が治るまでの間だけだ。 そしたらいつも通り、ひとりで旅をしながら任務を果たせばいい。 それでいいじゃないか。 俺はひたすら自問自答を繰り返していた。 すると、ふと一つの店に置かれているコートが目に入った。 ……スカイブルー。 彼女の目の色と一緒……だ。 「……このコート、もらえるか」 気付けば、そう言葉を発していた。