〜ばらしちゃった!〜
なんかノリみたいので転校することになっちゃったけど…これ…大丈夫…?
「お前、誰だ?」
「族に入ってるとは思えませんね」
「ヤンキーにも見えないよぉ〜?」
「君、かわいいねぇ〜」
「女、嫌い」
「お前、学校間違ったんじゃねぇーか?」
な、なんかあたし囲まえてるんですけどぉぉぉぉお?!
しかも、髪カラフル!
「あ、え、や、あの」
こ、こわい!
「あ、え、や、あのじゃわかんねぇーよ」
「す、すいません」
「なんであやまってんの?」
「ぷはっ!この子面白い」
「どこが?」
「だって綾にたいしてこんなにじゃべれてんのそんなにいないよ?」
「しゃべれてねぇーよ」
「でも、いつもの女の子達だときゃーーーーとかぎゃーーーーとか逃げたりするじゃん?」
「まぁな
んで、お前なに?」
お前なに?って言われても
「人間ですけど?」
だって普通でしょ?
「ぷ、ぶははははっ!」
え?なんで笑ってんの?意味わかんない
「てめっ、だから!お前なんでここにいんの?ってこと!なめてんのかごら!あ゛ぁ?」
ん?
「舐めてませんよ?」
「 ぶはははははっははは」
「っ、こいつめんどくせー」
「あははははっ」
「いつまで笑ってんだよ、遊」
「ごめん、ごめん」
「あの…戻っていいですか?
いいかげん…あんた達のコントみてる暇ないんですけど?」
もう…あたしこんなの見てる暇なんて無いんだけど…
「あ゛ぁ?俺にくちごたいすんのか、ごら?!あ?」
「ぅるせぇーな!少しは黙れっつーの!この俺様男が!」
なんなんだよ、こいつ!
あたしこいつ嫌い!
「あ゛ぁ?なんだとて…」
「君俺達のこと知らないの?」
は?
「なんか有名なの?」
「俺達は…No1の風竜(ふうりゅう)だ」
風竜?
ん?
風竜?
「ふうりゅうぅぅぅぅう?!」
「ぅるせ」
「はい、何か問題でもあったのですか?」
風竜って…みんなには言ってなかったけどうちのお父さんがたてた族じゃん…しかもあたしも入ってるし…今もね…ただ全然行ってないから知らない人も多いと思う…あたしは蝶竜という通り名を持っている。蝶のようで竜みたいに羽ばたいて喧嘩をするからそんな名前がついたんだってさ
「その中でも蝶竜という人がとても上手な喧嘩をするのです。今はどこに行ったか知りませんが、もう一度喧嘩をみたいです。蝶竜はみんなの憧れです。」
憧れ?
「まぁそんなことはいいからいいから!」
あーなんかこの子みてると遊を思い出すなぁー
「名前は?」
「あなた達に教える義務はないのですが?」
「でも教えてください
僕達も教えるので」
わかったよ、そこの優等生くん
「桐谷彩」
「僕は斎藤 結城〈サイトウユウキ〉です、通り名は竜鬼〈リュウキ〉
あー優等生くんは結城って言うんだぁ〜、髪は緑、メッシュの色は黒、メガネをかけていて目は青のカラコン
「僕わねぇ〜、山野 広輝〈ヤマノコウキ〉広輝って読んでね☆通り名は竜悪〈リュウアク〉だよー、怖い名前でしょ?」
まぁそーやな、遊に似てる人は広輝って言うんだぁ〜、髪はピンク、メッシュの色は紫、緑のカラコン
「………水澤、陸〈ミズサワリク〉女、嫌い…通り名…氷竜
あー、女嫌いなのね…だからさっきっから近づくなオーラ出してんだ、髪は茶髪でメッシュの色は緑、カラコンはなしで青
「俺は、江川 綾〈エガワリョウ〉彩ちゃん!彼氏いる?!よかったら俺にしない?!」
あーチャラ男だ、髪は紫でメッシュの色は青、目は茶色だ
「遠慮しときまーす」
「振られちゃったー!女の子に振られたことないんだけどなぁ〜?」
「まぁ、その辺にして下さい。
でねぇーと、ぶっ殺すぞてめぇー、あ?」
「すいません」
結城がこ、怖い…
「俺は浜口 隼人〈ハマグチハヤト〉だ。よろしくな」
けっこーちゃんとしてそうやな、髪は黒にメッシュは青目は青のカラコン
「よろしくね〜」
「次、俺?」
うわー、出たー、俺様男…
「いいよもう…名前俺様男で…」
「なんだよそのあつかい!ひどくないか?!てか、俺様男言うな!俺様じゃねぇーし!俺様が1番むかつくんだよ!」
知るかよ!
「ほら、いい加減にしてくださいね?お二人さん?」
結城さん、目が笑ってませんよ?
「「ハイ」」
「俺は藤山 秦〈フジヤマシン〉だ」
やっぱ俺様…
「だから!俺様ゆーな!」
あれ?
声に出てた?ありゃりゃ…まぁしょうがないか…
髪は金髪にメッシュは緑、目は緑のカラコン
「んで、なぜあなたは驚いてたのですか?まぁ、普通なのですがね…」
え?えー?さすがにゆえねぇーだろ
でも言っちゃうか?言わないか?
いいやー!言っちゃえ!
「私は、風竜の総長、通り名は蝶竜」
「「「「はぁぁぁぁあ?!」」」」
「うるせ〜」
「うるさい…」
「は?!こんなやつが?!」
「こんな可愛い顔して?!」
「嘘かもしれないよ?!」
「じゃあ、この中で1番弱いやつと戦ってくれませんかね?彩さん?嘘だったら承知しませんよ?」
はぁ?
「なんであたしがこんなことしなきゃなんないの?めんどくさ!まぁでも甘く見ないで欲しいなぁ〜、痛い目見るよ?」
んで、広輝が出てきた
「大丈夫!手加減するから…」
「手加減無用、なめられてんなぁ〜あたし、まぁいいや、せいぜいがんばりな」
「よっしゃっ、んじゃやりますか?!」
「おーけー、よろうじゃないの、どんぐらい強くなったか見してよ」
「ん?何で過去系?」
「人の話はよーく聞きなさい?だから!風竜にいるっつってんじゃん!まぁいいから、早くやろ?」
「わ、わかった」
あたしと広輝の戦いが始まった、にしてもあたしって本当なめられてんなぁ、まぁ一応様子見てどんぐらいの力で勝てるかためしてみるか
シュッ、カサッ、シュッ
あっれー?広輝くん?全然当たってないんですけど〜、動きにぶっ!
「当たらないぃー!」
まぁとどめさすか
バッ!
「え?」
「こんなもん?もっと強いって期待してたんだけど」
バキッ、ゴンッ
バタ
広輝が倒れた
何本かイッてないよね?
「おい!広輝大丈夫か?!」
「広輝さん!大丈夫ですか?!」
「だ、大丈夫大丈夫!にしても強いねぇー、彩っ!」
そんな笑顔で言わなくても良くないですか?
「じゃあいいです、今度は私が相手しましょう」
「えー、またー?やだー、めんどー」
「逃げるんですか?とてもうちらの総長なんて思わねぇーな?」
あー、ほんきになると喋り方が変わるパターンね
カシャン
「え?結城メガネ取るの?」
「ああ、本気でやる」
「おいおい!待てよ!お前が本気を出したらこの女殺しちゃうぞ!」
ムカッ
「俺はそんなに弱くねぇーよ!」
「え?なんで俺?」
「まぁいいから、早くやろーぜ、優等生くん」
「ふっ、そうゆうのすっごい壊しがいがある」
えー、壊されちゃ嫌なんだけどなぁー、まぁいいやどうせ死にやしないし
「いいよ、かかってきな」
「うぉぉぉぉお!」
うっせぇーな
ガッ
「だから、こんなもん?こんなのすぐに止められるんだけど…いい加減にしろよ?なめてんじゃねぇーよ!あ?何本かイッても文句言うなよ?一発できめてやんよ」
「そんな簡単にやられねぇーよ」
いや、やられるから
シュッ
お!俺のパンチよけた!ビックリ!
でも、無理だよ、わざとだもん!
そこからの回し蹴り
バンッ、バキッ、ドンッ
おぉー!まだ立ち上がるのか?すげぇーな、見習わなくてゎ
「ほ、ほーう、こ、こんな、も、んかよ…ち、ちげぇな、」
「んじゃ、本気だしてやんよ、もうしらねぇーからなどうなっても」
「上等」
ゴンッ、ゴッ、バキッ
「お、おも、て」
バタン
だから、無理だって言ったのに
はぁ…
「おぉーい、大丈夫か?」
「大丈夫です」
お?戻った
「何本かイッたと思いますが」
「ごめんな?」
「いいえ、いいのです、あなたは確かに蝶竜だと思います、ですが髪の色が違いますだからなんともいえませんね」
「あーそうだそうだ、ウィッグつけてるんだった」
パサッ
「っと、これでい?」
「ふっ、ほんとーに蝶竜ですね」
「だから、言ったじゃん」
「ふっ」
と笑って病院に行った、あたしは行かなかったけどね、あたしは校長室に行かなきゃいけねぇーんだわ
コンコンッ
「ひつれいしま、ぐはっ」
この感触は
「翔ちゃん!?」
「よくきずいたねぇー?」
そりゃきずきますわ!こんな事するのお父さんと翔ちゃんしかいかいもの!あともう一人いたかな?
「翔ちゃんが校長?!」
「そーだよー」
「…似合わない」
「えー、そんなこと言わないでー、翔ちゃん悲しい!」
「何自分で翔ちゃんとか言ってんの?バカじゃないの?はずかし!」
「ひどっ!まぁまぁそれくらいにしてさ?」
なんであんたに命令されなきゃ何ないんだよ!
「学校の事とか説明するからさ」
「はいはーい」
「ここは不良高校ね」
知っとるわ!
「んで、レディースとかはないからふっつーに彩にはクラスに入ってもらうから、んで、女子はいないから」
は?女子がいない?!
「たぶんね」
たぶんかよ!
「なるほど、んで制服とか担任とかは?」
「あー、制服はそこにあるから、彩が着替えてる時に担任よんどくよ!」
『あー、えー、前田せんせーい聞こえますかー?今すぐ理事長室にきてくださぁーい、早く来ないと、わかってますね?』
おいおい…それちょっとした脅しだぞ?よーし、あたしはさっさと着替えよーとっ!
バタ、バタ、バタ、バンッ!
よーしっ!終わった
「理事長!そうゆう脅しみたいのやめて下さい!」
ん?
この声は…
「りっちゃん?!」
「彩っ?!なんでこんなところに!」
「なんでって…転校したからねぇー」
「は?なんで?」
「んー?なんでかな?わかんない」
「えー、そこ大事!んまいいや、理事長俺が彩の担任?」
「うん、そーだよー、んじゃよろしくねぇー、辛くなったらいつでも来ていいよ!」
「2度とこねぇーよ!」
「ひどっ!」
「んじゃ、彩行こっか」
「ばいばーい!」
そんな手、ぶんぶん降らなくても…
んじゃ自己紹介といきますか
えーっとあたしの担任の前田 律〈マエダ リツ〉なんか友達みたいになっちゃってる感じ!んで、理事長が並木 翔〈ナメキ ショウ〉いちおーこれでも7代目総長だよ!風竜のね!んであたしが8代目の総長!まぁそんなこんだで教室につきましたー
やばい、道わかんねぇー、無駄に広いんだよなここ
「俺が読んだらこい」
なんで命令?
「俺に命令すんな」
「スンマセン」
いちおー殺気だしといたぜ!
みんなあたしの殺気弱いんだよなー
ちょろいちょろい
「おめぇーらー、静かにしろー」
まだガヤガヤしてる
「ぉめぇーら!静かにしろっつってんじゃねぇーかよ?!あ?!」
うっわっ!一瞬にして静かになった…さすがりっちゃん…
「今日は転校生が来てる」
「女か?!」
「誰だ誰だ?!」
「女だったらうれしーっ」
うるせーな、てめぇーら
「んじゃ、彩入ってこい」
だから、命令すんじゃねぇーよ
「はいはーい!
えーっとあたしは桐谷彩でーす、よろしくするつもりないんで」
「ちょーかわい」
可愛い?そんなわけないじゃん
「せんせー、席はー?
「彩の席はー?
窓側の後ろね」
「はーい、センセー」
まぁ今日はめんどくさいからかーえろっと
まだあたしはここに女の子にいることは知らなかった、しかもその子はすごい子だった