君に恋して





そのまま、電車に乗って私の家の駅についた。




「家まで送るから。」




「いいのに…今日は、何から何までありがとう…。楽しかった!」



「楽しんでもらえたなら、よかった。」



繋がれた手は、そのままで…



私の家へと、歩いた。



こっそり横顔をのぞき込むと、やっぱり遥輝は、整った綺麗な顔だな…って思った。



顔だけじゃなくて、遥輝は、内面も綺麗だよね…。


どうしたらこんなにいい子が育つんだろ?




「遥輝のお家って、どんな?」



「え?俺の家?」



「家族構成は?」



「俺と、母親と、姉貴…
父親は、俺が小6の時に死んじゃった。」



「え?あっそうなんだ…ごめん…。」



知らなかった。


遥輝は、お父さんがいないんだ…