「あ、そういえば…、今度遥輝と遊園地行くことになった…。」



「え?遥輝と?二人で?」



目をまん丸くして、驚く大樹。



「うん。遥輝が、行こうって…」



「ふ〜ん…あいつもやるなぁー」



と、意味深にニヤリと笑った。



「何?!なんか知ってるの?」



「いや〜。それは俺の口からは言えねぇなぁ~」



「え?!ちょっと!言いなさいよ!」



「本人から聞けって。」


「えっ?なんて…」


すると、急に大樹が真面目な顔に戻った。




「可奈子はさ、遥輝のこと、どう思ってんの?」



え…?遥輝のこと…?



「どうって…遥輝は、優しいし、いつも話し聞いてくれるし…
なんていうか、一緒にいて、安心する…」