「大樹。なんかふっきれた。

ありがとね。

もう、大樹のことは忘れるからさ、
これからも今まで通りでいたい…なんて、図々しいかな…?」



「え?なんか変わる事なんかあんの?

俺は、今まで通り、仲のいい幼馴染でいてーけど?」


「え…?本当に?いいの?」


「なんでだよ。てか今更変わるとか無理」


「うん…そうだね。
じゃあこれからもよろしくってことで。」


そういって、私は手を差し出した。

ふっきるための、握手。


「おう。」


大樹は私に答えて握手をしてくれた。


大樹の手から離れた時、なんか気持ちが軽くなった。


前に、進める気がした…。