君に恋して


自己紹介カードを書き終わり、


大樹は、終わってるかな?


と思って大樹に目をやると、超絶美人な子と話していた。


あの子、かわいいー…


髪は長くてゆるく巻かれていて、
色が白くて、スタイルも良くて


顔は本当に芸能人並みに美しかった。


すごく清楚な感じの子に見えた。


大樹、いつの間にあんな可愛い子と友達になったんだろ。


二人を見ていたら、大樹も私に気づいて、
その美女に別れを告げ、こっちに歩いてきた。


「終わった?帰ろ。」


「うん。大樹、すっごい美人な子と喋ってたね!」


「えっ?ああ、うんまあ。」


「何、そのあいまいな返事」


「別に、何でもねーよ。ほら、行こ。」


と言って歩き出したから、私は大樹を追いかけた。