それからしばらくたって、もすぐ夏休み。 私の大樹への思いは変わらないけど、前みたいにちょっとの事で泣いたりはしなくなってきた。 教室でふたりの甘々の会話聞いたりとか実際やばいときはあるけど、 そんな時はたいてい隣の遥輝が私に話しかけてくれる。 ほんとに何でもない会話だけど、 それでも私は何度も救われてきた。