チャイムが鳴る。
1時間目終わっんだ。
「遥輝、ありがとう。もう、大丈夫。」
遥輝がそっと腕を解いた。
「教室、戻ろ?」
「あー俺、もう一時間、サボるわ。」
「え?でも…」
「いーから。先行ってて。」
「うん…分かった。」
遥輝と別れて、すぐトイレに行って顔を洗ってから教室に向かった。
こんな顔じゃ、泣いたってばれちゃう。
しっかり腫れが引いてから教室に入ると、すぐにさゆちゃんが駆け寄ってきた。
「可奈子!どこいってたの?平気?」
「大丈夫だよ。ちょっと頭痛くて、保健室で寝てただけ。」
「昨日も倒れたし、心配だよ。
無理しないでね?」
さゆちゃん…
ほんとに、心配してくれてたんだ…。
「うん。ありがとう。
そういえば、さっき、何か言いかけた?」
「えっ?あ、なんでもないよ!」
と言って、私から目をそらした。
何か、あるのかな…?
それからお昼ぐらいに遥輝も戻ってきた。
すると、大樹と遥輝がなにか話しながら教室を出て行った。
なんの話かな?
学校で話してるところは今まであまり見かけなかったから、少し違和感を感じた。

