君に恋して


入学式も終え、自分のクラスに移動するようにとアナウンスが入った。


新しいクラスかー

早く友達作りたいな。


まあ私は大樹と一緒のクラスだから、
ちょっと安心だけどね。


クラスに入って自分の席を探した。


私の席は廊下側の端から2列目の前から4番目。


って、私の隣の席の人、もしかして…

茶髪でピアスつけてて…


さっきのひとだーーー!!

もう!なんでよりによってあの人と…


今朝のこと怒られたりしないかな…

何もないといいな…


そんなことを考えていたら担任の先生が入ってきた。

先生は、今日は自己紹介カードを書いたら帰っていいと言った。


早く書いてこの席から去ろう、

そう思ってせかせかとカードを書き始めた。