君に恋して


次の日、大樹とはいつもとかわらず一緒に登校した。


断る理由がなかったし、昨日遥輝くんに話を聞いてもらったせいか、意外と冷静でいられた。


でもやっぱり大樹を見ただけでドキドキするし、好きな気持ちに変わりはなかった。


「昨日、ごめんね。先帰っちゃって」


「いや…それはいいんだけど。
昨日、様子変だったけど、大丈夫…?」


「大丈夫!気にしないで?
なんでもないからっ!」



私、うまく笑えてるかな?


大樹の前では、絶対に泣きたくない。


じゃっ!

教室に着いて、それぞれ自分の席へと向かった。


「あ…遥輝くん…おはよう…//」



ダメだっ。恥ずかしすぎて顔見れない。



「三科、おはよ。」


「昨日、ありがと…助かった。で、その…」


「大丈夫、誰にも言わねーよ。」


「ほんと…に?」


「てか、なんで?言うわけ無いじゃん。」


「え…?」


「あんな顔他のやつに…

いや、何でもない。忘れて。とにかく言わないから、安心しろって。」


「う?うん?ありがとう…」


なんて言いかけたのか気になるけど。

声が小さかったからあんまり聞こえなかった。