「じゃあ…俺が、開けてあげよっか」
「うん…お願いします!」
カバンの中からピアッサーを取り出した。
「ね、ねえ、痛いの?」
「ちょっとだけだよ。怖い?」
「うん、少し…」
だって、体に穴あけるわけだし!
そりゃ怖いよ…?
「大丈夫。一瞬だから。」
遥輝の言葉を信じて、目を閉じた。
パチン
という音がして、耳がピリッと痛む。
「いったぁ…」
「はい、終わりー。おつかれ。
これからしばらくずっとつけてないとダメだけど…透ピにする?」
「ううん…。遥輝に貰ったやつつける。」
「うん、了解。」
遥輝は嬉しそうにニコッと笑って優しく私の左耳にハートのピアスをつけてくれた。
「ありがとう…」
「まだ痛い?涙目。」
「うん。ちょっとだけ。でも、遥輝にもらったもの付けられて、嬉しい。」
それに、遥輝と同じ左耳にピアスが付いてるってことが嬉しい。
と、思っていることを素直に言うと、遥輝は少し照れた顔をして私の左耳に優しくくちづけを落とした。

