そっと顔を離すと、
「あれ…」
「ん?何…?」
遥輝は目を開けて首を傾げた。
「あ、いや、ピアス、変えた?」
前にデートの時に見たシンプルなリング状のピアスが、ストーンをはめ込まれたピアスに変わっていた。
「あー、うん、バイト先の先輩が売れ残りくれたんだ。」
「えーそうなんだ!いいな、ピアス…
私も開けようかな…」
「え?まじで?」
「うん…」
「じゃあ、俺が開けてやるよ。」
「え?ほんとに?!ありがとう!」
「おう。じゃあ、9月29日、可奈子んち行っていー?」
「え?9月29日…?」
だってその日は…
「可奈子の誕生日、だろ?」
「なんで…知ってるの?!」
「いや、大樹に聞いた。
今年は、俺が一緒にいてやるから。」
そう言って、ニカッと笑う遥輝。
「もう、ほんとにありがとう!!」
「楽しみにしてる。」
「私も!!!」

