君に恋して




「いや、いーって!
じゃーその代わりさ、可奈子からキスして?」



横から手をついてグッと私の顔を覗き込む。



「ええっ?!!」



「ほら、はい。」


と言って、男の子の顔をして私を見つめる遥輝。


ドキドキドキドキと心臓がうるさくて、手が震える。



そっと遥輝の頬に震えた手を当てると、少しだけ微笑んで、私を見上げて目を閉じた。



こんなかっこいい遥輝が無防備に目を閉じて、私からのキスを待っているなんて、不思議…。



ドキドキしながら触れるだけのキスをした。