久々の学校。



みんな肌の色が焼けていたり、髪の色が変わっていたり。



下駄箱で靴を履き替えていたら、突然視界が真っ黒になった。




「だーーれだっ?!」



「えっ?!!」


手を離されて後ろを振り返ると、



「さゆちゃん!!!」



「可奈子!久しぶり!」



さゆちゃんの変わらない幼い笑顔を見てなんだかほっとした。



「も〜話したい事も聞きたいこともいっぱい!
あ、とりあいず退院おめでと!」



「うん!ありがとう!
私もさゆちゃんに会いたかったーー!」


「じゃ、早く教室行って、お話しよっ!」


「うん!」