私は本当にいい友達を持ったな…♡
インターホンを押すとすぐに大樹が出てきてくれたんだけど…
「何ニヤニヤしてんの…?」
「いやー、まさか可奈子があんなに堂々とキスしてるなんて…
ベランダからバッチリ見えちゃった」
なっ…
「あーもう最悪!忘れて!!」
「いやー、忘れらんねえなあ。
幼馴染の生チューはなかなか刺激が強いな〜」
「はぁっ?大樹だってさゆちゃんとそーゆーことしてるでしょ?」
知らないけど、絶対してるよ!!
だって大樹があんなにかわいいさゆちゃんに手を出さないはずがない。
「俺は人に見られるとこではやんねーよ」
「もっもう!それなら遥輝に言ってよね!」
「はは、だな。ま、いんじゃん?幸せそーで何よりっす。」
「ん…まぁ、そうだね。」
大樹のいつもと変わらない態度と笑顔に安心する。
やっぱり大樹には気が許せる。
お互いに彼氏、彼女が出来ても、ずっとこの関係が変わらないことが嬉しい。
家族がいない私にとって間違いなく大樹は私の支えだから…。