「じゃあ、次会えるのは始業式になっちゃうけど…。」



「うん。また、学校でね!バイバイ!」



「おう、またな。」


始業式まであと3日か…。


いつもは長引けって思ってる夏休みだけど、今年は早く終わって欲しいなんて…


恋のパワーってすごい。



遥輝と別れると、ケータイには二件メールが入っていた。




一人は、大樹から。




『デートおつかれー


ラブラブなのはいいけど家の前でいちゃつくなよ笑

やるなら家の中でやれ』




えっ、もしかして見られてたのかな?!

恥ずかしすぎるんですけど!!!

もう外でのキスは止めよう…



『で、夕飯来るんだろ?


母ちゃんが、ご馳走作って待ってっから早く来い。』




そうだった、ご飯ご馳走になるんだった!


大樹からのメールで思い出して急いで家に入って荷物とかを置いて再び家を出る。