だからって私にヤツあたりしてきたアイツはやっぱり最悪だ。




「可奈子ちゃん、大丈夫?寂しい思い、してない?
とりあえず、しばらくの間ご飯とかは家に食べにいらっしゃい。体調も心配だし…」




「ええっ?それはいいよ!大丈夫。」




大樹の家にご飯食べに行くなんて、さゆちゃんや遥輝になんか悪い気がする…



「可奈子、来いよ。遠慮はいーから」



「でもっ…」




「可奈子、お願いしたら?俺は可奈子の為を思ったらその方がいいと思うし…」



遥輝…。



「さゆりも、そういうとならしょうがないねって。そんなことより可奈子の方が心配って言ってたよ。」



「さゆちゃんも…?なんかほんと…みんなっ、ありがとうっ…!」




「可奈子ちゃん、なんにも気にしないで、いつでも頼っていいんだからね。
ごちそう用意して、待ってるから。」



「おばさん…」



私はどれだけ周りに恵まれているのだろうか。


みんなが私を思ってくれてるって聞いて、涙が出そうになってしまった。