君に恋して





「あの、可奈子。外に、遥輝くんいたけど…今日何があったの?」




え?遥輝が…?




「あ、そうだ…
私今日、遥輝に話がしたいから家に行くって言われて…

そしたらあの人が家に帰ってきて…


私、遥輝に助けてもらったんだ…」




数時間前の出来事が鮮明に思い出されてきた。



ん…?あれ…?



「私…遥輝、助けてって言った…」





「えっ?どういうこと…?」



「今まではね、大樹、助けてって言ってたの。

でも、今日は私、遥輝って呼んだ。



私は、遥輝に来てもらいたいって思った」




私の中でモヤモヤしていたものが、だんだんスッキリと晴れて、確信に変わった。



「可奈子、分かったなら、早く伝えなきゃ。遥輝くんの話、まだ聞いてあげてないんでしょ?
私呼んでくるから。頑張ってね!」



「さゆちゃん、ありがとう…!」