「あっ!大樹!!って、なんで遥輝くんっ?!
あ、そんなことより!!可奈子は?!どこ?!大丈夫なのっ?!」




大樹と話していたら加藤さゆりが廊下を走ってきた。



「あ、さゆり…この病室にいるけど、まだ寝てる。」



「そっか…!命に関わることじゃ、ないんだよね?」



「ああ、大丈夫だって。」



「じゃあ私、可奈子のそばにいるから!」



と言って、病室に入っていった。



「呼んだの?加藤のこと」



「ああ。一応女がいた方がいいかと思って。」



「あ、なるほど。」



やっぱり大樹は気が利く。



「なぁ遥輝。可奈子のこと、頼むな…」



「ああ。俺、頑張るよ。可奈子の支えになれるように。」



「任せたよ。」



遥輝side END