「ガキが口答えすんじゃねー!」
その男が俺に手を振り上げたその瞬間、
「可奈子!大丈夫か!?」
勢い良く玄関の扉が開いた。
「大樹っ…!!可奈子が!!」
大樹が可奈子の家に入ってきた。
「またてめぇか!自分の娘に暴力ふるって、恥ずかしくねーのかよっ!!
遥輝、可奈子のこと頼む!」
「ああ!」
俺は可奈子に駆け寄って声を掛ける。
「っ……はるきっ…来てくれてっありがと…」
それだけ言うと可奈子はふっと力が抜けて、ぐったりと意識を失ってしてしまった。
「えっ?!可奈子?大樹!可奈子が!」
「遥輝、救急車呼べ!」
「ああ!!」
俺はあわてて救急車を呼んだ。
そのあと可奈子の父親は、大樹と少し話してから家を出て行った。

