「てめぇ、何してんだよっ!」
スーツの男を思いっきり睨みつけるとそいつも不気味な笑みを浮かべ、俺の方に近寄ってきた。
「お前誰だ?ああ、こいつの男か?
コイツはやめといたほうがいいぞ。
母親に似て、軽い女だからな。」
「なんで、そんなこと言うのっ…」
可奈子は、震えた声で下を向いたままそう言った。
可奈子が軽い女?
そんなわけ無い。
俺は、かなこがどれだけ大樹を一途に思ってたか、よく知ってる。
こいつは、可奈子のことを何も見ていない…
「可奈子は、軽い女なんかじゃない!
可奈子のこと、大切にできないなら俺がもらってくから…!!」

