私は、三科可奈子(みしなかなこ)15才。
今日から高校一年生!
憧れの高校生活のスタートだもん。
今日はちょっと気合入れて
肩より少し長いぐらいの髪を巻いて、
少しナチュラルメイクもしてみた。
鏡で身なりをチェックして時計をふと見ると…
やばっ!もう出る時間じゃん!
慌てて玄関を飛び出した。
「可奈子、遅い!!」
「大樹!待たせてごめん!」
彼は斉藤大樹、私の小学校からの幼馴染。
家も近くて高校も一緒の高校だ。
「なに、気合入れて髪巻いたの?」
「ベッ別にいいでしょ?!
大樹にとやかく言われる筋合いなーい!」
なーんて、朝から大樹といつものように話しながら高校へと向かった。