「ま、待ってくだ……このっ……待てよっ!!」
「.........っ!?」
後ろからだんだんと近づいてくる、大きな男っぽい声。
走りながら後ろを見ると、怖い顔して追いかけてきている俊也くんがいた。
「な、なによぉぉ!!」
「だから待てって言ってんだろうが!」
「敬語はどうしたのよ年下のクセにーー!」
「うるせぇぇぇ、今んなもん関係ねえだろ!」
さすが現役野球部員。
毎日鍛えているからか足の速さも並じゃない。
どんどんとその距離は縮まっていき、5mもないほどにまでに。
「ちょ、ちょ、来ないでってば!」
「嫌だ!」
「もうっ!乙女心察しなよ!!」
「うるせえ!」
な、なによ〜〜!!!



