「で、相談って?」
近くの公園に立ち寄り、ブランコに乗った。
「誰にも言わないでよ」
「彩子にも?」
「うん」
親友にも言っていない秘密を親友の彼氏に言うのも、彩子を裏切るようで罪悪感があるけど。
それでも信用できる男友達が数少なく、偶々通りがかった中岡くんでいいやと思った。
「私さ」
「うん」
その綺麗な顔で私をまじまじと見ながら話を聞く中岡くん。
「好きな人できたんだよね」
「あ、あー。それなら彩子に聞いたけど…」
彩子め。
誰にも言うなと口止めしたわけじゃないけど。
ちょっと前まで大喧嘩してた彼氏に話すって、もうそんなに仲直りしたのかよ。
なんかムカッ。
私はあんたの弟のことで困ってるのにっ。
「え、話ってそれ?」
「なわけないでしょ。それだけならメールでするわよ」
「だ、だよな」
キコーッとブランコを軽くこぎながら地面を見る。
「その好きな人がさ、彩子の弟なんだよね」
「…………え?え、ええええぇぇぇぇ!?」



