翌日。
いつもと同じく暑い中、彩子の家に遊びに行った。
最近は気温が40度近いので、外には出たくないということから彩子の家に集合となっている。
別に私の家で遊ぶのもよかったんだけど、それだと俊也くんに会えないという私の本音。
「もう夏休みも終わりかあ」
「まだあってもいいのにね」
そんな会話をしながらも、意識は扉に。
俊也くん、まだ来ないのかな。
「彩子、俊也くんは?」
「あー、あいつなら午前中に行くとこがあるって出ていったよ。午後には戻るって言ってたからそろそろ帰ってくるんじゃない?」
「ふ、うん」
そろそろ、か。
私は前髪も整えたり、服をピシッと直したりして備える。
「麻里絵が俊也のこと気にかけるって…。なんかあった?」
ぎくり。
「なにもないよ」
「もしかしてさ、もしかして…………俊也のこと…… 」
「年下に好かれるなんて滅多にないもん。ちょっとは気にするもんでしょ」
「そんなもんー?」
危ない。
彩子に気づかれるとこだった。
ていうか私、嘘つくの得意かもしれない。
今の自然だったと思うし。



