「姉ちゃん、ゲーム貸して……。って、麻里絵さん!ちーすっ!!」
「こんにちは」
ある夏の日、私は彩子の家に遊びに行くと、俊也くんが彩子の部屋に入ってきた。
俊也くんは彩子の弟で中学1年生。
イケメンというよりかは可愛い。
くりっとした目とか、自然に流れている髪とか可愛らしい。
学校ではけっこうモテてるほうじゃないのかと思っていたりする。
「ちょっと俊也!ノックくらいしなさい」
「ごめーん。麻里絵さん来てるって聞いたからさ」
「あんた……ゲーム借りに来たんじゃないの?」
「麻里絵さんが目当てです」
俊也くんはどうやら私に気があるようで、いつも私が来るときは会いに来てくれる。
高校1年と中学1年はまあまあ差がある。
なんでも、私の女の子らしいところに惹かれたんだとか。
「ありがとう俊也くん」
「麻里絵さん今彼氏は?」
「ちゃっとあんた、なに勝手に座ってんのよ」
「私は構わないよ」
ちゃっかり私の隣に座る俊也くん。



