「そ、それってどういう」

「彼女複数人いちゃいます」






ケラケラ笑う公平さんに、私は固まる。



え、え、浮気ってこと?






「あ、家この辺り?5丁目ってここらへんだよね」

「は、はい。あの赤い屋根です」

「はは、可愛い家だ」







変わりのない様子を見るからに、あの発言をさほど気にしていないのか。






「中まで運ぼうか……は失礼だね。じゃあここでいい?」






家の前だし、うん。






「ありがとうございました」

「いえいえ」






私はさっきの公平さんの言葉が頭から離れない。





「じゃあね」





来た道を戻ろうとする公平さんの袖を慌てて掴んだ。











「あのっ、メアド教えてくれませんか!?」

「……ハイ?」