「…………ん?」
「大丈夫ですか?」
私は硬直した。
「荷物重そうだけど……」
「だ、大丈夫です」
い、イケメン。
王子様だ....王子様が助けてくれたよ。
祐也とは別の種類でイケメンだ。
黒髪の、俺様的な外見。
S気が強そうだなあ。
祐也は茶髪の、甘ったるい外見。
Sっ気はない。
………………はっ、しまった。
元カレと比べるなんて……。
「本当に大丈夫?」
「あっ、はい!」
心配そうにしてくれてる目の前の男性は、年上のようだった。
雰囲気が大人。
「重そうだね、持つよ」
「だだだだ大丈夫ですよ!」
「いいから。あ、別に変な奴じゃないからね?ただの親切心だから!」
「……はい」
自分で親切心て言うか…。
明日にでも出会いがあるかもね
そう言っていた麻里絵の言葉がふと脳裏を掠めた。



