翌日。
鏡を見てみると目が腫れていた。当然か。
赤くなっているそれを見ると、今日はずっと家にいようと思った。
「彩子ーー!おつかい行ってきてー!」
だからこの母の言葉に眉を寄せた。
時刻は10時過ぎ。
私はのろのろと階段を下りて台所で叫んだ母さんの元へ嫌々行った。
なんで今日に限って母さん休みなのよ。
「彩子、どうしたのその目」
「あぁ、睫毛いじってて失敗した」
赤くなった目のこと聞かれるのは避けたかったのに。
しかし、つい出た嘘に我ながらナイスと褒めた。
「じゃ、おつかい頼むわね」
「へーへー」
渡されたメモの紙を取って読むと、たくさんの材料。
「これを持って帰るのか」
自転車は持ってないし、これ全部持てる腕力ないし。
うわ…。
「なんとかなるわよ。いってらっしゃい」
言われるがままに家を出た私。
彼氏と別れた後も、普通の日々が続くのか。



