二日目になった。今日はどうやらコンテストのようなものをやっているらしく、朝から人が多い。
ゴリゴリと黙ってもくもくとかき氷用の四角い氷を削って居ると、お客さんのいるテーブルから、歓声が聞こえた。なんだなんだ、と思い覗き込むと、集まる女性の中心に伊織くんが。
「伊織のアレ、効果抜群だね。」
佐藤くんの言うアレ、とは伊織くんによるヘアアレンジだ。ちょっとお値段の高いフルーツ盛りを買ってくれた人にやるサービスだけど、まさかここまで盛り上がるとは…。
私はひと段落した氷を片付け、着ていたエプロンを畳んで椅子の上に置いた。
私も今から客引きに行かなくては!
ゴリゴリと黙ってもくもくとかき氷用の四角い氷を削って居ると、お客さんのいるテーブルから、歓声が聞こえた。なんだなんだ、と思い覗き込むと、集まる女性の中心に伊織くんが。
「伊織のアレ、効果抜群だね。」
佐藤くんの言うアレ、とは伊織くんによるヘアアレンジだ。ちょっとお値段の高いフルーツ盛りを買ってくれた人にやるサービスだけど、まさかここまで盛り上がるとは…。
私はひと段落した氷を片付け、着ていたエプロンを畳んで椅子の上に置いた。
私も今から客引きに行かなくては!

