僕は自室へと向かった。途中、後ろからトタトタと音が聞こえた。くるり、と回ってその音の正体を抱き上げる。
「…マカちゃん。」
「んなぁ〜。」
姉さんの猫、マカちゃんことマカロンだった。姉さん手作りの首輪が今日も似合っている。マカちゃんを抱きかかえながら部屋に入る。いつ見ても殺風景な部屋だ。
「…サチちゃん、「俺」のことどう思ってると思う?ねえ、マカちゃん。」
「にゃー。」
マカちゃんに聞いても、知らない、と言うかのようにそっぽを向かれた。まぁ、そうだよね。
最近、ずっと、四六時中サチちゃんのことを考えている気がする。サチちゃんは僕のことを多分良い友達くらいにしか思ってないだろうに。
「恋する乙女ってこんな感じなのかなぁ…。」
顔をクッションにうずめ、瞳を閉じた。
「…マカちゃん。」
「んなぁ〜。」
姉さんの猫、マカちゃんことマカロンだった。姉さん手作りの首輪が今日も似合っている。マカちゃんを抱きかかえながら部屋に入る。いつ見ても殺風景な部屋だ。
「…サチちゃん、「俺」のことどう思ってると思う?ねえ、マカちゃん。」
「にゃー。」
マカちゃんに聞いても、知らない、と言うかのようにそっぽを向かれた。まぁ、そうだよね。
最近、ずっと、四六時中サチちゃんのことを考えている気がする。サチちゃんは僕のことを多分良い友達くらいにしか思ってないだろうに。
「恋する乙女ってこんな感じなのかなぁ…。」
顔をクッションにうずめ、瞳を閉じた。