大好きだったあいつ



「待って、もしそれ上手くいかなくてあたしじゃない女お持ち帰りしたり、あたしが上手くいってもトラブルとかで沙弥が合流出来なかったらどうすんの?」


「あたし、その時はお店の近くで待機してるから大丈夫!
トラブルも起きない様に駆け付けれるようにする。」


完全に復讐に燃える女の目になっていた。


えー……まじかい。



頭をぽりぽり掻きながら、仕方なくOKを出してしまった。


何で人の恋愛のゴタゴタに巻き込まれなきゃいけないわけ。
分かりやすいところで堂々と浮気するバカ男のせいで。


絶対痛い目合わせてやるからな、女なめんな!