大好きだったあいつ




驚いて店の前で立ち尽くす。


デートで居酒屋…
付き合ってたら良いと思う。
しかし何故にご飯行こう、で居酒屋?


望さんにここで合っているのか聞く。

”合ってるよ!
俺の名前で予約入ってるから先入ってて!”


合ってた!


洋平さんの言葉を思い出す。
やっぱり、デートじゃなったのかな…


中に入ると、少し和風で素敵なところだった。
座敷で大人しく彼を待っていると、襖が開いて彼が笑顔で入って来た。


「この前はごめんね!」


あ、ううん!と微笑む。

「何か頼んだ?」


「まだだよ!
何か食べる?」


メニューを開いて2人で覗き込む。


あ、いい匂い…
香水かな?シャンプーみたいな爽やかな香り。