大好きだったあいつ



からかいに来たの?
意味わからな過ぎて反応に困る。



「…や、この前あの男見た時にお前の事なんとも思ってなさそうだなって思って。」


はい!??


「何を根拠に!?
すっごい失礼なんだけど!
彼はこの前のだってデートだって言ってくれたし、今日もこれからデートなんです!」


「へー。
ならいいけど。
普通初デートで女の知り合いで男現れたら気まずそうにするか反抗的な目で見てくるのに、あいつまるで何にも感じてない顔してたぞ。」


何よ、彼はまた違うタイプでのんびりしてるだけだもん!


心の中で反抗する。


「まぁ本当男運ねーなぁって思って来ただけだから。
せいぜい頑張れよ。」


ヒラヒラと手を振りながら、タクシーに乗って去って行った洋平さん。


なんなの、そんな事わざわざ言いに来たわけ!?
大きなお世話だっつの!!
あなたに男運どうこう言われたくない!


興奮冷めやらぬ内に、集合場所の地図を見ながら行くと、素敵なフレンチレストラン…

かと思いきや、居酒屋だった。



え?居酒屋?