窓が全開になってて、そこから入ってくる風にあたしの髪がなびく。



「恥ずかしい?」



相変わらずニヤリと笑ってて、そう聞いてくる夏川先生は性格悪い。



昨日のことを思い出して赤くなるあたしを満足そうにみてる。



「俺、本気って言っただろ?」



「そうですけど……でも!」



「でも?」



でも……あたしには好きな人いて、夏川先生は先生なんだし……っ。