「うふふ…桃香も好きな人なんていたのね!」 さっきとは打って変わって嬉しそうにそう言うお母さん。 「そりゃ……高校生だもん!」 そんなお母さんに自慢げに言ったらギロッと睨まれた……。 「ごめん…」 「わかればいいのよ」 ……ニコッとそう言ったお母さんが今までで一番怖くみえた。 そのあとは、颯也くんのことを色々聞かれて……。 あたし、なんでお母さんと恋バナしてるの? なんて疑問を持ったまま部屋に戻ってベッドの上のスマホが光ってるのに気付いた。