颯也くんは笑いながらスマホを操作してる……たぶん。 うつむいてるから、聞こえるのは颯也くんの笑い声とスマホを操作する音。 「はい。できたよ。 もう暗いし家まで送るよ」 「そ、そんなっ……悪いです!」 颯也くんに送ってもらうなんてとんでもない。 それこそドキドキしすぎて死んじゃうよっ……! 今だってもう、いっぱいいっぱいなのに……。 「でも、こんな時間に女の子ひとりは危ないよ」 「ほ、ほんとに大丈夫ですっ!! じゃあ、さようなら!!」